キャンピングカー生活をサポートするCORE REX
大容量のリチウムイオン蓄電池「CORE-REX 6.5(コアレックス6.5)」を使って、キャンピングカーをパワーアップした中村さん。
その効果は大きく、旅のスタイルを変えてしまうほどだった。そして、新たな効果も生んでくれることになった。
その充実のスタイルをレポートする。
憧れだったキャンピングカー
中村さんにとって、キャンピングカーは憧れの存在だったという。「あの大きなクルマで旅をしてみたい」。誰もが抱く夢を描いていたが、自分がオーナーになれるとは信じていなかった。そして、仕事に没頭し、いつしかその思いも薄れていった。
自身の会社を立ち上げ、仕事は軌道に乗り、月日が経過。そしてある時、作業場に事務所を建てたいと役所に届けを出したが、敷地内に建物を建てられない事が判明。ここ最近の猛暑を避けるためにも、休憩所、打ち合わせ場所はどうしても欲しかった。
事務所をキャンピングカーにすればいい
建築物が建てられないのなら、キャンピングカーを利用してみるのはどうだろうか。知人の提案もあり、ふたたびキャンピングカーという存在が頭の中に浮上してきた。まさか、自分がキャンピングカーに乗れることになろうとは想像もしていなかったのに。
キャンピングカーのことを詳しく知らなかったが、クルマを探し始め、なるべく大きなクルマをセレクト。そして、出合ったのがこの「エアロクルーザー」というモデル。全長約8.5mという国内キャンパーでも大型のタイプ。そして、最高級バージョンでもあった。
オール電化!?ばりのクルマがやってきた
室内には大きなダイニングソファーが設置され、リアにマスターベッドルームを設けている、ぜいたくなレイアウト。リビングの天井からはベッドが降りてくるなど、最高級グレードのキャンピングカーらしい装備が目立つ。そして、なによりも家電が充実していた。
IHクッキングヒーターを始め、冷蔵庫、電子レンジ、クーラーなどを装備。快適装備がたくさん詰め込まれ、ライトなどを操作する集中パネルコントロールなどもあり、まさにオール電化の戸建ての様なシステム。しかし、この設備をすべて動かすためには問題が。
補助電源が必須のキャンピングカー設備
充実の設備をカバーするために、大型のバッテリーが積まれていたが、それでも電力が足りないので、搭載済みの発電機や外部電源を接続する必要があった。IHクッキングヒーターなども発電機を動かさないと使えない設備で、他にも、補助電源の出番は多かった。
旅行のクルマとして使うとなると、発電機を使える場所は限られ、電源を確保できる場所も少ない。そこで、バッテリー容量を増やして対応することも考えたが、すでに大型バッテリーが搭載されていて、追加のバッテリーを積み込むスペースがなかったという。
クルマで長期旅行するには不安が
会社の作業場となっている敷地内には電源が通っていので、事務所としての利用であれば、外部電源を接続してクーラーなどを利用できる環境があった。バッテリーへの充電も不安はないだろう。しかし、せっかく手に入れたキャンピングカーなので旅行にも使いたい。
購入を決めてから、キャンピングカーでの旅行計画も立てていたという。それが、実際の使い勝手を知り、不安になってしまった。せめて1週間の旅行程度、不安なく憧れていたキャンピングカーを楽しんでみたい。問題は電源をどのように確保するかとなった。
大容量リチウムイオン電源システム「コアレックス6.5」
キャンピングカーのことが気になり、専門誌に目を通している時、これはという商品を見つけた。それが、このオンリースタイルの「コアレックス6.5」だった。コンパクトなボディに大容量の電源を蓄えられ、すべてがパッケージ化されているのがポイントだった。
すぐにキャンピングカーを購入した販売店に連絡をして、組み込みを依頼。しかし、取り扱いが無く、しばらく待つことに。その他の方法も考えたが、バッテリー、充電器など、いろいろなパーツを買うのであれば、ワンパッケージの「コアレックス」にしたかった。
キャンピングカーのリフォーム
キャンピングカーは一般的に注文を受けてから製造することが多い。オーナーがオプションを付けたい場合、クルマを作りながら装着するので作業は簡単。しかし、中古車の場合は後からパーツを追加しなければならないので、工事が難しくなってくる。
特に電源システムは各配線を引きなおすために、壁材を取り外したり、大掛かりになることが多い。「エアロクルーザー」などの高級キャンピングカーは設備が多いので、リフォームも難しい。そこで、システムを新たに載せるという方法が向いているともいえる。
ソーラーパネルで電源を確保
しばらくして、販売店から「コアレックス6.5」取り扱いの連絡が入った。すぐにシステムの組み込みを依頼。コンパクトなシステム構成なので、設置場所はリアのラゲッジスペースにした。スペアタイヤ1個分程度のスペースがあれば十分に設置できてしまう。
バッテリーコントローラーは、ラゲッジスペースの上部にあるベッドルームに設置。最初はコンセントから充電して電気を持ち運ぶ、ポータブル電源のような使い方からスタートし、さらにパワーアップのためにオンリースタイル取り扱いのソーラーパネルを追加した。
10日間でも余裕のバッテリー容量
「コアレックス6.5」を新たに搭載したおかげで、旅で不便を感じることはなくなったという。冷蔵庫を効率の良い家庭用の大型タイプにして、旅先で買ったおいしいものなどを保存している。電気が使えることで、キャンピングカー本来の便利な使い方ができた。
しばらくクルマを動かすことがなかったので、「コアレックス6.5」の実力をチェックした中村さん。車内の冷蔵庫をつけっぱなしにして、事務所として利用。充電はソーラーのみ。曇り空が続くなか10日間放置しておいて、バッテリー残量は50%以上だったという。
クルマで旅する楽しみ
クーラーも出力の高いタイプに交換して、猛暑にも備えている。搭載されている大きな発電機は利用せずに、コンパクトな発電機を用意してバックアップで使う予定。大きなソファで自宅のようにくつろぎ、キャンピングカーライフに満足している様子だった。
大きな電源を確保して、これからはもっと長期間の旅行ができるのではないかと期待を寄せている。本来は事務所で利用するという発想で手に入れたキャンピングカーだったが、キャンピングカーが現実のものとなって、クルマで旅する楽しみを強く感じている。
いざという時の非常電源としても役立てる
大型の蓄電池を確保しとことで、新たな使いみちも生まれた。もし、電気が遮断されたとしても、また、ガソリンがなくなっても、このキャンピングカーに逃げ込めば、電気のある生活ができる。いざという時の避難場所として、その安心感は大きいことだろう。
新たに電力システムを組む時、バッテリー部はもちろんのこと、充電器、一般家庭の家電が使えるようにする変圧器、バッテリーを管理するシステムなども必要になる。そのすべてを揃え、組み上げるのは大変。だからこそ「コアレックス6.5」の存在が際立つといえる。
すべての家族が幸せに
中村さんがキャンピングカーを手に入れてから、家族のみんなも滿足しているという。ゆったりくつろげるソファはみんなの評価も高い。そして、快適な空間を演出する、数々の設備も。電気を確保して、そのキャンピングカースタイルは格段によくなった様子。
息子さんとの旅行は、2人で仕事を休むことが難しいので、なかなか実現していないというが、孫たちもキャンピングカーの旅行を楽しみにしている。いつかはキャンピングカーに乗ってみたいという思いは、現実となり、家族に笑顔をもたらすこととなった。
協力:フジカーズジャパン茨城中央店 TEL:0296-70-5080 https://www.fujicars.jp/